REPORT 現地レポート

練習した成果をどんどん試合で試すことで自信につながるーー大阪薫英女学院 #7 島袋椛

2022年11月10日

「U18日清食品トップリーグ2022(女子)」の得点ランキングで10月9日現在、平均19.7点で5位につける大阪薫英女学院の2年生、島袋椛選手。3戦目の明星学院戦で33点を挙げ、その後は2人、3人とマークが厳しくなる中でも昭和学院戦では27点と活躍。相手のディフェンスに対し、「すごくやりにくいところもありますが、3年生の先輩方に去年も今年もずっと任せてばかりで、インターハイも自分が潰してしまったと思っています。そこからの1戦1戦は自分がすべてを決めていくつもりで戦っています」という覚悟で島袋選手はこのトップリーグに挑んでいました。

3年生が中心となる大阪薫英女学院において、「使いたいメンバーを増やしたいという思いがあり、島袋が元気にやってくれていることが救いでもある」と安藤香織コーチは評価します。
「トップリーグではだいぶ得点を獲れるようになり、強いプレーも出てきています。あとは留学生の高さに対して、どれくらい戦えるか。同じ身長の日本人選手同士であれば、結構得点を獲れるようになってきましたし、そこは本当に成長してくれています」

センターとしては小さい174cmの島袋選手は、「早めに体を当てたり、リバウンドのところではずっと飛び続けていたら負けてしまうのでティップアウトして、その後のルーズボールを拾うことなど小さいなりに身体を張ってがんばろうと思っています」と身長差に対する工夫を凝らしていました。

「練習してきたことが毎週毎週トップリーグがあることで試すことができ、自信につなげられています。また、毎回相手が変わり、違う守り方をされることで、また違った課題を見つかることができます。負けて終わりではなく、毎週のように試合が続くので良い練習もできています」

インサイドからの得点だけではなく、3ポイントシュートを積極的に打つことも少しずつ試みながら、プレーの幅を広げています。一方、課題点というディフェンスについては、「アウトサイドでもインサイドでも得点を抑えられるようにしたいです。リバウンドが持ち味なので、もっと絡んで行ってどんな状況でも得点を獲っていくことがトップリーグでできるように目指しています」と明確な目標を持って取り組んでいました。

トップリーグは全試合バスケットLIVEで配信され、すぐに見られる利点を活かし、「相手の特徴を盗んだり、自分のプレーも改善することができています。強豪校が揃っている中で、試合ができるこの環境は本当にありがたいです」と話す島袋選手は貪欲に見て、学んで、そしてゲームで試すことを繰り返しながらどんどん大きくなっています。

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