REPORT 現地レポート

学年関係なしに活躍を誓う伊藤知里「引っ張っていける選手になりたい」/県立岡豊(高知県)

2022年11月3日

「U18日清食品 中国ブロックリーグ2022」の大会第3週となった9月24日と25日は、女子の8チームが高知県の県立岡豊高等学校に集まりました。県立岡豊にとってはホームゲーム、24日には県立富岡東(徳島)に完勝を収め、翌25日にはここまで全勝の聖カタリナ学園(愛媛県)相手に敗れましたが、オーバータイムにもつれる激闘を演じています。

去年は5年ぶり12回目のウインターカップに高知県2位で出場し、1勝を挙げました。今年は高知中央を破って県予選を勝ち抜いてインターハイに出場。ここでも1勝を挙げていますが、2回戦では明星学園(東京都)に大敗しています。

冬のウインターカップに向けてチームはさらなるステップアップを目指しており、その中で頼もしい存在となっているのが1年生の伊藤知里選手です。168cmのフォワードはすでにチームの主力として活躍しています。「みんなが期待してくれるので、その期待に応えてどんな状況でもチームの点取り屋としてしっかり活躍できる選手を目指しています」と伊藤選手は言います。

1年生ながら強気にアタックを仕掛け、点を狙いに行く姿勢は目立ちます。「岡豊に来てすぐ『遠慮せずにどんどん点を取りに行け』と川井文雄先生が言ってくれたので、私も迷いなく点を取りに行けるようになりました」

ただ、目指すのはオールラウンダーです。「点を取るのが仕事ですが、オールラウンドな仕事ができる選手になりたいです。オールラウンドプレーヤーになれば、必然的に得点が取れると思うので。1年でも2年でも3年でもチームの中心として、引っ張っていける選手になりたいです」

県立岡豊の特長は声にあります。伊藤選手も「普段の練習からキャプテンを中心に声を出して、励まし合っています。ベンチの選手がすごく盛り上げてくれるから、私も頑張れるし、すごく助かっています」と言います。

ちなみに1年生でも遠慮なくプレーできるのは、学年に関係なく距離の近い雰囲気のおかげだそうで、「3年生ともすごく仲が良くて、敬語を使っていなくてタメ口なんですよ」と教えてくれました。

ウインターカップに向けて気合いが入りますが、「まだ1年生なので、チームとしてとやかく言うのは変なので」と少しだけ遠慮しつつ、こう続けます。「個人的には3ポイントシュートも、ファウルをもらった時のシュートも、イージーシュートもフィニッシュまでのドリブルも、結構身に着いてきているとは思うんですけど、最後に決めきる部分でやっぱり3年生に比べると力がないと思います。しっかりシュートを決めてどんどん点を取れるように、これから練習をしっかりしていきたいと思います」

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