REPORT 現地レポート

「まず自分が先頭を切ってゴールに向かって、声を出して」/浜松学院(静岡県・女子)

2022年8月11日

「U18日清食品 東海ブロックリーグ2022」の女子は、8月11日に3日間の大会期間を終えました。浜松学院(静岡県)は3勝3敗で大会を終えています。全国大会出場の実績はありませんが、今年はインターハイ予選で2位となっており、ウインターカップ出場を狙います。ただ、そのためには静岡県の強豪である浜松開誠館を破らなければいけません。

「そこを勝たないと私たちにはチャンスがありません。勝てるように準備をしたいと思っています」と語るのは、窪田智弘ヘッドコーチです。

「10月下旬から始まりますので、時間がありそうでありません。3年生が中心になってプレーするのは当然ですが、1、2年生がどれぐらいの力を付けてウインターカップ予選に臨めるのかが一つの課題です」

「一人ひとり個性はあるんですけど、ディフェンスで頑張って走るチームです。この夏を乗り越えて、9月と10月でどういった強化をしていくかがポイントになります」

チームの中心は3年生の足立琉那選手。ボールを運んでゲームメークができ、3ポイントシュートもあり、ディフェンスもリバウンドもできるオールラウンダーです。ただ窪田コーチは「彼女を中心にボールを運んだり得点に絡んだりするチームですが、1人で勝てるわけではないので」と、チームメートの成長に期待しています。

その足立選手は「まだシュートを決めきるところ、リバウンドに絡むところができていないと感じているので、ウインターカップまでにできるようにしたいです」と自身の課題を挙げつつも、「チームとしてインターハイ予選でできなかったことを、しっかり出せるようにしたいと思って練習しています」と語ります。

足立選手にとっては高校バスケで最後のチャンスがやってきます。「自分たちが入ってからまだ県で勝ったことがないので、最後はしっかり勝ちたいです」。そう語るように、この東海ブロックリーグでも全勝した浜松開誠館(静岡県)が高い壁として立ちはだかります。

バスケはあくまでチームの戦いですが、足立選手は仲間たちを引っ張る意欲に満ちています。「まず自分が先頭を切ってゴールに向かって、声を出して、チームを鼓舞していきたい」。その姿は東海ブロックリーグでもしっかりと示していました。勝負の秋に向けて、浜松学院はチーム一丸になってひた走ります。

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