留学生プレーヤーの思い「みんなで頑張ってウインターカップに」/高知中央(高知県)
2022年9月30日
高知中央(高知県)には強力な留学生プレーヤーがいます。3年生のジョゼ・モハメド選手は身長204cm、その全身が筋肉の鎧で覆われているようなフィジカルの持ち主で、1年生のンディアテ・ムボジ選手はやや小柄ですが、195cmで俊敏に動いて跳べるタイプ。四国のチームにはまだ留学生が少なく、愛媛、徳島、香川のチームは例外なくこの2人のプレーに圧倒されますが、全国大会でその差を乗り越えるべく対策を打ってきてもいます。
ジョゼ選手は、来日2年でかなり流暢に日本語が話せるようになっています。鳴門渦潮(徳島県)に勝利した試合後、「第1クォーターはチームですごく頑張って、第2クォーターの最後は相手のプレーが良くなって、こちらのディフェンスのコミュニケーションが悪くて相手のペースになりました。第3クォーターでみんな切り替えて、強いプレーが出せました」と振り返ります。
「日本に来る前は体重90kgでした。日本に来てからご飯をいっぱい食べて練習をして身体が大きくなりました。日本のご飯はすごく美味しいし、日本が好きです。魚はいっぱい食べてないけど、鶏肉と牛肉が好きです」と言うジョゼ選手は、「最近はケガをしてあまり練習できなかったから体重が増えて123kgです。今は早く痩せたいです」と続けます。
高知中央にとってチームの核となるジョゼ選手、ムボジ選手のパフォーマンスが重要なのは言うまでもありません。それでも高知県のライバル、明徳義塾にも強力な留学生プレーヤーがいます。鮫島康人ヘッドコーチは「インターハイ予選では決勝で明徳義塾さんに負けています。中村哲大先生が素晴らしいチームを作っているので、ウチはチャレンジャーとして一戦一戦を大事に、しっかり戦っていきたいです」と語ります。
去年のウインターカップには高知県に2枠の出場権があったため、高知中央と明徳義塾はいずれも出場できましたが、今回は1枠のみ。まずは県予選を勝ち抜くことが必要です。
ジョゼ選手も「ウインターカップには行きたいです」気合いが入っています。「3年生は最後のウインターカップです。1年生の時と2年生の時に行きましたから、すごく楽しかったです。今年で最後ですから頑張らないといけない」
「みんなが頑張ったら行けます。みんなで練習を頑張って、みんなで試合で頑張って、ウインターカップに行きたいです」