2日目を終えて4戦全勝、インターハイからさらなる成長を求めて/浜松開誠館(静岡県・女子)
2022年8月10日
「U18日清食品 東海ブロックリーグ2022」の女子は8月9日に開幕。大会2日目を終えて、浜松開誠館(静岡県)は4戦全勝と、力強い戦いぶりを見せています。
名古屋女子大学(愛知県)との対戦は前半こそ競った展開となりましたが、第3クォーターを17-5と圧倒し、65-46で勝利。三島正敬ヘッドコーチは「今までやったことのない布陣を試したり、1年生の出ていない選手を試したのでリズムに乗れませんでしたが、心配はしていませんでした」と前半に余力を残していたことを明かします。
優れたスキルを持つ萩原加奈選手が得点も量産しましたが、三島コーチは「萩原に頼ってしまうと、止められたら終わってしまいます。タイムシェアしながら1年の井口姫愛にガードをやらせたり、他にポイントを作らせようとしました」と、チーム全体の成長が必要であることを強調します。
井口選手はメリノール学院でJr.ウインターカップ優勝を果たし、浜松開誠館に入学しました。今のチームは井口選手と後藤音羽選手、2人の1年生をスタートに据え、「これからが楽しみですよ」と大いに期待を寄せています。
この夏のインターハイは1回戦負けに終わりましたが、その相手だった京都精華(京都府)は全国制覇を果たしています。浜松開誠館は京都精華に第3クォーターまではリードを奪っていました。
「戦えていた部分はあるので、そこは自信にしようと話しています」と三島コーチ。「40分間の中で勝ち切るための最後の10分、そこで戦える気力と体力をもう一度作ろうとしています」
その気持ちが、このリーグの戦いにも表れています。「後半にどれだけしっかり戦えるか。私の考えを選手たちが理解して、やり始めているところです」
そして、3年生にもこのリーグ戦を成長に繋げてほしいと語ります。「最後のウインターカップに向けた県大会に向けて、自分のできること、できないことの理解を深めてほしいです。大学でもバスケを続ける選手が多いので、そこに向けてバスケットIQを高めることも必要で、そう考えると3年生もまだまだ伸びます」