REPORT 現地レポート

藤枝明誠の2年生エース、赤間賢人「点を取ることが自分の仕事」/藤枝明誠(静岡県)

2022年8月24日

「U18日清食品 東海ブロックリーグ2022」の男子は、大会2日目を終えて藤枝明誠(静岡県)が唯一の4戦全勝を記録しています。

藤枝明誠はこの夏のインターハイでベスト4進出を果たしました。金本鷹ヘッドコーチは「選手たちの顔つきもガラリと変わました。結果を出したことで『やってきたことが間違っていなかった』と分かり、良い自信になったと思います。インターハイが終わった後も慢心することなく課題に向き合えています」と、好調なチーム状況を語ります。

1年生ながら身長205cmでウイングスパンもある『プリンス』ことロードプリンス・チノンソ選手がリムプロテクターとして強烈な威圧感を発揮。それでいてプレーの合間合間に笑顔がこぼれるなど、バスケを思い切り楽しんでいる様子もあり、チームの雰囲気の良さがうかがえます。

そして、エースとしてオフェンスを引っ張るのは2年生の赤間賢人選手です。インターハイの準々決勝では北陸を相手に38得点を記録しました。

「点を取るという自分の役割を徹底できた」とこの夏に自信を伸ばしており、それと同時に準決勝で福岡第一のボールをもたせてもらえない強烈なプレッシャーディフェンスに苦しんだ反省も忘れず、「フィジカルがなくてプレッシャーに負けたので、自分からボールをもらう回数を増やして、もっとシュートチャンスを作りたい」と課題に向き合っています。

ただ、3日間で6試合を行う「U18日清食品 東海ブロックリーグ2022」では、トーナメントとは異なる戦い方をしています。普段はプレータイムの少ない選手も起用する中で、赤間選手も「ブロックリーグではチームプレー重視です。コーチからも個人の得点は気にせずチームでやるべきことをやろうと言われています」と、チームメートのサポートに回る姿も見られました。

あらゆる意味でステップアップしなければいけない夏、藤枝明誠は順調にチーム力を伸ばしているように見えます。金本ヘッドコーチが「チームがこうだからお前はこうしろ、ではなく、選手の個性とチームを上手くミックスさせていきたい。それぞれ落としどころを見つけて、それをチームの強みにしたい。自分の色に染めるのではなく、一緒にカラーを作っていきたいです」と語るチーム作りも上手く進んでいるようです。

最後に赤間選手は、エースの自覚を力強く語ってくれました。「点を取ることが自分の仕事なので、得点面でチームに貢献して、ウインターカップで優勝できるよう頑張ります」

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